「NASA POWER対応『芝しごと・施肥設計ナビ v2.0.0』公開」
- Growth and Progress

- 5月26日
- 読了時間: 3分
「芝しごと・施肥設計ナビ」を v2.0.0 にバージョンアップしました。
同時にURLも変更しましたので、ブックマークされている場合は修正してください。
▼芝しごと・施肥設計ナビ

今回のアップデートでは、単なるUI変更ではなく、施肥設計ロジックそのものを大幅に見直しています。
従来版では、土壌分析値をもとに不足要素を補う考え方が中心でしたが、v2.0.0 ではさらに、
MSLN/SLAN に基づく年間設計量
NASA POWER の気温データを利用した Growth Potential(GP)
GP に連動した月別配分
土壌分析PDFアップロードによる土壌分析値の抽出
を組み合わせ、「年間を通した芝生の生育」を考慮した施肥設計へ進化しました。
NASA POWER を利用した GP 計算に対応

v2.0.0 では、NASA POWER の月別気温データを利用して GP(Growth Potential)を自動計算します。
ユーザーは、
緯度経度を入力
またはブラウザの位置情報を利用
することで、地域に応じた GP 分布を取得できます。
これにより、
「年間施肥量は同じでも、どの季節にどれだけ配分するか」
を、気候条件に応じて設計できるようになりました。
MSLN/SLAN ベースの年間施肥設計
年間施肥量についてもロジックを見直しました。


芝種、利用形態、管理強度、土壌水準などから年間設計量を決定し、
N・P・K が適正範囲の場合
→ 年間設計量を GP 配分
不足している場合
→ 不足分を GP 配分
する方式へ変更しています。
これにより、
「不足しているから入れる」
だけではなく、
「年間を通してどの程度の施肥が必要か」
を考慮した設計になっています。
土壌分析 PDF 読み込み(フェーズ1)
今回の v2.0.0 では、土壌分析 PDF の読み込み機能も追加しました。

現在はフェーズ1として、
mg/100g 表記
PPM 表記
JA系診断処方箋
など、いくつかの代表的な形式に対応しています。
PDFをアップロードすると、
候補値を抽出
ユーザーが確認
土壌入力欄へ反映
という半自動方式で動作します。
なお、アップロードされたPDFは永続保存されません。
まだスキャン画像PDFなどには対応していませんが、今後も改善を進めていく予定です。
段階的UIへ変更
v2.0.0 では操作の流れも見直しました。

左サイドバーに「操作の流れ」を常時表示し、
基本設定
GP計算
土壌入力
施肥設計
エクスポート
という順番で進められるようになっています。
また、緯度経度や芝種を変更した場合には、一度 GP を再計算しないと下流の結果を表示しない仕様に変更しました。
これは、古い GP 情報のまま施肥設計が行われることを防ぐためです。
Render.com 対応
今回のバージョンから、Streamlit cloudではなくRender.com での運用としました。
render.yaml
runtime.txt
Python 3.11.9
などを整備し、クラウド環境での運用をしやすくしています。
一方で、PDFレポート出力については、クラウド運用時の負荷や Playwright 周辺の構成を考慮し、現在は一時的に無効化しています。
今後について
今回の v2.0.0 は、
「土壌分析値から施肥量を計算するツール」
から、
「気候・生育・土壌状態を踏まえて年間設計を行うツール」
へ進化するための大きな土台作りになりました。
今後は、
土壌分析読み込みの対応拡大
GPロジックの改善
他アプリとの連携
データ蓄積
AI支援
なども検討していきたいと思います。




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