Pythium Risk GDD index
- Growth and Progress

- 4 日前
- 読了時間: 2分
立て続けですが、ピシウム病Pythiumについてもリスク指数を計算するSQLを書いてみようと思います。
まずPythiumについて、㈱理研グリーン様ホームページからの引用。
■ピシウム病害
・発生草種:ベントグラス、ブルーグラス、ライグラス
・発生消長:ピシウム病は年中発生する。
赤焼病は7~9月に発生する。
・生態・特徴:
ピシウム病:直径約数cm~40cmの不整形または類円形パッチ、冷涼期ピシウム病ではリング状パッチとなることもある。(中略)
赤焼病:発生初期は数cmの小型パッチであるが、病斑進展速度は速く短期で大型化する。パッチの周縁部は紫を帯びた灰褐色となり、綿状の菌糸が立ち上がっているのが肉眼でも観察される。熱帯夜が続き、まとまった降雨があった場合には要注意である。(以下略)
これも年中発生する可能性があり、グリーンキーパーさんは気の毒です。日単位つまり"その日の朝に"ブラウンパッチ発生のリスクがわかるようにするSQLを書いてみました。
Pythium病リスク(積算温度モデル)

基準温度:25℃
湿度85%以上を満たす日だけ積算
■リスク指数

累積30℃・日でリスク100%
15℃・50%日→50%
直近7日間(当日+過去6日)を積算
※数日続いた高温多湿状態を7日間で評価
今(12月時点)は乾燥しているのでゼロが続いています。横浜の気候では値が顕著にでなかったので、「銚子」の気温と湿度で可視化してみました。夏はやはりリスク高めですね。

以上でダラースポット、ブラウンパッチ、ピシウムの発生確率の見える化が終わりました。
AIさんに全病害リスクを1本化した「芝生病害総合指数」の可視化をやろうと誘われています。需要があれば追々やっていこうと思います。





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